鎌倉宮から外国コインをご寄付頂きました
1954年国連に平和の鐘を寄贈した中川千代治が、1970年の大阪万博を記念して、「国連平和の鐘」のレプリカを150個造り、ここ鎌倉宮で入魂式を行いました。
その鐘の一つが鎌倉宮に奉納されています。
鎌倉宮には外国人の方も多く参拝に来られ、お賽銭箱に外国コインをいれます。
小岩宮司様は、国連平和の鐘を守る会が「国連平和の鐘」のレプリカを造る時に外国コインを入れて世界平和を願う事を知って、お賽銭箱の脇に「国連平和の鐘募金箱」を置いて下さいました。そこには大塔宮鎌倉宮と平和の鐘のかかわりを説明するパンフレットの日本語版と英語版が置かれています。
今年のお正月から置いて頂き10月10日に募金箱を開けて、守る会に寄付して頂きました。参拝者の気持ちのこもったコインは、31カ国607枚もありました。
これから造る平和の鐘に平和を願って入れたいと思います。
国連平和の鐘を守る会への深いご理解と温かいご支援に感謝申し上げます。
2025年 大阪万博開催決定に思う
11月24日未明、2025年に国際博覧会が大阪市で開催されることが決定いたしました。
1970年の大阪万博では、延べ6,000万人の来場者があったと聞きます。
国連館には 1954年に中川千代治が国連協会を通じて国連に贈った「平和の鐘」が会場に設置されました。
この鐘は世界の人々から集めたコインを溶かして造った平和の鐘です。
半年間の万博期間中には、世界中の人々が世界の平和を祈って鐘を撞かれ、会場に鐘の音が響きわたりました。
この鐘には「世界絶対平和萬歳」と刻まれており、中川千代治が「世界が永遠に絶対平和であります様に」と強く願ったものです。
万博の期間中、ニューヨーク国連本部の鐘楼には、再び中川千代治が造った姉妹鐘が留守番役として設置され、現在その姉妹鐘が大阪万博記念公園で国連の鐘と共に世界平和を祈っています。
2025年の大阪万博でも「国連平和の鐘の姉妹鐘」が、世界の平和を祈って高らかに響くことを願っています。
命輝く未来社会は平和の上にこそ成り立つと思っています。
国連を身近に感じた第3回勉強会
11月20日、前国連日本代表部 特命全権大使の吉川元偉様に、日本から唯一送られた平和の鐘の国連での役割や、平和の鐘の土台の大理石のひび割れが原因で日本庭園を造ることになったこと。吉川大使や庭師さん等のご苦労で、素晴らしい日本庭園に設置されたことで、平和の鐘がより重厚さを増したことを知りました。
また、平和とは何か、平和の為に自分は何が出来るか、深いお話がありました。
平和とは戦争の対局だけではない。日本は戦争がなくて平和か。親が幼子を殺したり、子が親を殺す社会、プラスチック製品の多用による環境の破壊、温暖化に寄る災害の多発なども平和と言えるだろうか。一人一人が平和について学び、知り、行動することが大切である。一つの行動としてペットボトルの利用を控えることも個人が出来る環境を守る平和活動の一つではないだろうかと、大変具体的で個人目線のお話をされる吉川様のお人柄を感じる素晴らしい勉強会でした。
紅葉に映える『国連平和の鐘』
ニューヨーク国連日本代表部の星野俊也大使から、素晴らしい写真が届きました。 「平和の鐘を囲む日本庭園の紅葉があまりにきれいでしたので、通りがかりに写真を撮りました。 是非ご覧いただこうと思いここに添付をいたします。またひと味違った平和の鐘の光景です。」と写真を送って下さった紅葉に映える平和の鐘の美しさと共に、星野大使のお優しさに感動致しました。
宇和島市 豪雨災害義援金 贈呈報告
宇和島市で7月に豪雨があり、甚大な被害がありました。この豪雨は7月に髙瀨代表が宇和島市立小学校で講演をさせて頂き、東京に戻るときにおこりました。一日帰りが遅れたら帰れない状況でした。5月から講演を行わせて頂いた小学校の地区でも大きな被害が出て大変だったとお聞きしました。この事から「国連平和の鐘を守る会」の愛媛県、岡山県を除いた会員の皆様に災害義援金のカンパを呼びかけました所、有志の皆様から61,000円が寄せられました。
11月1日に髙瀨代表と髙井事務局長が宇和島市役所を訪問し、義援金を玉田光彦副市長にお渡し致しました。贈呈には金瀬 聡教育長も同席されました。
義援金は被災した個人の方々に支援する方法と、災害復興事業に使用する方法の二通りがあり、些少ですが個人に支援して下さいとお願い致しました。
玉田副市長からお礼のお言葉があり、また出張中で不在だった岡原文彰市長からのお礼のメッセージも頂きました。
宇和島市立小学校4校で講演
髙瀨代表は10月30日と10月31日に、中川千代治の地元「平和の鐘」発祥地である宇和島市の小学校4校で講演を行いました。児童の皆さんは平和についての難しい話なのに、一生懸命聞いて下さり活発な質問や感想がありました。また一人一人「平和の鐘」を鳴らして鐘の響きに感心していました。
岩松小学校では驚くことがありました!
「愛」ある愛媛の道徳の副読本に平和の鐘の物語があるのですが、その挿絵を書かれたのが、岩松小学校の石丸光計校長先生でした。
また、教育委員会を訪問した折に、そのお話をしたところ、「その文を書いたのは私です」と、 野田克己課長様からお聞きし、二度ビックリ致しました。