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平和の鐘についてインタビュー(2022.1.25)

「コインでつなぐ平和の鐘」の絵本を題材に、英語弁論大会で5位に入賞された栃木県立佐野高等学校1年生の青木藍花さんから、平和の鐘を深く学びたいと、佐野高等学校の大嶋浩行先生から元ニューヨークのリセ・ケネディ日本人学校の石塚義昭校長先生を通じてインタビューの申し込みがありました。リモートでのインタビューでしたが、藍花さんはとてもしっかりしていて、6項目にまとめて質問をされました。

お陰で私も活動を振り返ることが出来ました。

藍花さんの様な若い学生さんに平和の鐘の歴史を知って頂くことは、国連平和の鐘の原点を後世に継承して行けることだと思います。世界平和を一途に願って一生を平和の鐘の活動に懸けた中川千代治という一人の男がいたこと、一人で各国を訪れ、コインを集めて造った平和の鐘を国連に贈ったことを知って頂きたいと思います。そして「平和の鐘の活動は、一人一人の平和を願う思いを広めること、伝えること」と、一時間に渡って夢中で話す私の言葉を、藍花さんはしっかりと頷きながら「漠然としていた平和ということが、自分の中で形づきました。まず身近なことから平和を築いていきます」と真剣な顔つきで、感想を述べて下さいました。とても頼もしく、若い藍花さんのこれからに期待致します。

   

 

 

ボブさんありがとう ! (Bov Iliev)

昨年暮れにブルガリアのボブさんから突然のメールがあり、「1970年に中川千代治さんが国連平和の鐘のレプリカをブルガリアにも贈りましたか」と、質問してこられ、「確かに贈っています」と当時の平和の鐘の贈呈写真を添付したところ、ボブさんから「その写真に写っていたのは当時のブルガリア大使です、ブルガリアの外務省と大使館に贈られた鐘があるか聞いてみます」と返事があり楽しみにしていました。

2022年1月18日ボブさんから、外務省から「調査をしましたが鐘は見つかりませんでした」と、正式な返事を頂いたそうです。

残念でしたが、確認して下さったことに感謝しております。

半世紀前に平和を訴えて各国大使館に平和の鐘を持って歩き続けた中川千代治の思いが、今も生き続けていることを感じました。

今後も、1970年に中川千代治が贈った平和の鐘が見つかれば嬉しいです。

EPSON MFP image

 

写真 : ①贈られた平和の鐘

                      ②1970年千代治がブルガリア大使に自ら平和の鐘を贈呈している写真

      ③当時のブルガリア大使

     

鎌倉宮平成祭に参拝

2021年12月23日、今年の締めくくりで鎌倉宮にお参りに行った所、平成祭の神事が厳かに行われておりました。

平成祭は、上皇さま88歳米寿のお誕生のお祝いでした。偶然参拝に伺った所、平成祭を拝見することができて幸運でした。

鎌倉宮は1970年中川千代治が、大阪万博を記念して1㎏の国連平和の鐘のレプリカを造り、ウ・タント国連事務総長と141ヵ国の元首に贈呈した時に、その鐘の入魂式を行って頂いた神社です。

    

ブルガリアから素晴らしいニュースが届きました

22日にブルガリアのBorislav Ilievさんから絵本が欲しいとメールがありました。

その後再度メールがあり、「1970年に中川千代治さんがブルガリアにも国連平和の鐘のレプリカを贈りましたか」と質問してこられました。

「確かに贈っています」と当時の平和の鐘の贈呈写真を添付したところ、Borislav Ilievさんから 「その写真に写っていたのは当時のブルガリア大使です」と返信がありました。大使は日本のことについての本も出版したそうです。

そして「ブルガリアの外務省に贈った鐘があるか聞いてみます」と書いてありました。また一つの奇跡が起きました。とても楽しみです。

写真①1970年千代治がブルガリア大使に自ら平和の鐘を贈呈している写真

   ②当時のブルガリア大使の写真

鶴嶺八幡宮で第3回「国連平和の鐘」鐘打式典に参加

2021年11月27日に茅ケ崎の鶴嶺八幡宮で、崇敬会主催の第3回「国連平和の鐘」鐘打式典が開催されました。守る会からは髙瀨代表と髙井理事と藤岡監事が参加しました。

能條宮司による心のこもったお祓い、祝詞、小学生の可愛い可愛い巫女舞の後、いやさか翔平さんが奈良から参加し「希望のいやさか」が歌われました。

永田神奈川県議の挨拶があり、髙瀨代表の平和の鐘の説明の後、国連平和の鐘の4㎏の子供鐘を参加者が次々と鐘打しました。

式典終了後、懇談会が開かれ楽しいひと時を過ごしました。

鶴嶺八幡宮様からは、参拝者からの外国コインを沢山頂きました。

   

大阪万博記念公園「平和の鐘」第5回鐘打式典 報告

2021年10月24日、大阪万博記念公園「平和の鐘」第5回鐘打式典を晴れ渡った秋空の下で行いました。

コロナ感染は落ち着きましたが、検温消毒などの感染対策を実施致しました。

お忙しい中、平和の鐘に思いを寄せて下さるご縁のある皆様が出席して下さいました。式典では外務省の山本関西担当大使、西田大阪府議、大阪府教育長代理の鶴田課長、吹田市長代理の服部理事、世界連邦運動協会の中野会長代行、野添大阪万博記念公園事務所長からご祝辞を頂き、さらに吉川前国連特命全権大使、岡原宇和島市長、三浦大阪府議、杉江大阪府議からお送り頂いたお祝いメッセージをご披露致しました。

今年は吹田こども大使や、子ども教育会の子供さんとお母さん達や、ご夫妻での参加が多く、厳粛な中にもアットホームな式典となりました。参加者全員で平和を祈って平和の鐘を鐘打し、素晴らしい鐘の音が公園に響き渡りました。公園ではピクニックの親子が鐘の音に耳を傾け、子供たちは楽しそうに走り回っています。まさしく「平和」とはこれではないでしょうかと思いました。

大阪万博記念公園のこの鐘は、67年前に、中川千代治が国連に贈呈した「平和の鐘」と同じコインやメダルの入った姉妹鐘です。1970年の大阪万博では「国連平和の鐘」を里帰りさせて、世界中の人々に撞いて頂きましたが、千代治はその間も、国連を空にしないために「留守番鐘」を造り国連に送りました。万博終了後二つの鐘は交換され、「留守番鐘」は大阪万博記念公園に贈呈されました。50年経つ今も、ニューヨーク「国連平和の鐘」と大阪万博記念公園の「平和の鐘」はそれぞれの場所で、共に世界平和を訴えて続けています。