「コインでつなぐ平和の鐘」の絵本を題材に、英語弁論大会で5位に入賞された栃木県立佐野高等学校1年生の青木藍花さんから、平和の鐘を深く学びたいと、佐野高等学校の大嶋浩行先生から元ニューヨークのリセ・ケネディ日本人学校の石塚義昭校長先生を通じてインタビューの申し込みがありました。リモートでのインタビューでしたが、藍花さんはとてもしっかりしていて、6項目にまとめて質問をされました。
お陰で私も活動を振り返ることが出来ました。
藍花さんの様な若い学生さんに平和の鐘の歴史を知って頂くことは、国連平和の鐘の原点を後世に継承して行けることだと思います。世界平和を一途に願って一生を平和の鐘の活動に懸けた中川千代治という一人の男がいたこと、一人で各国を訪れ、コインを集めて造った平和の鐘を国連に贈ったことを知って頂きたいと思います。そして「平和の鐘の活動は、一人一人の平和を願う思いを広めること、伝えること」と、一時間に渡って夢中で話す私の言葉を、藍花さんはしっかりと頷きながら「漠然としていた平和ということが、自分の中で形づきました。まず身近なことから平和を築いていきます」と真剣な顔つきで、感想を述べて下さいました。とても頼もしく、若い藍花さんのこれからに期待致します。