大阪万博記念公園「平和の鐘」第5回鐘打式典 報告

2021年10月24日、大阪万博記念公園「平和の鐘」第5回鐘打式典を晴れ渡った秋空の下で行いました。

コロナ感染は落ち着きましたが、検温消毒などの感染対策を実施致しました。

お忙しい中、平和の鐘に思いを寄せて下さるご縁のある皆様が出席して下さいました。式典では外務省の山本関西担当大使、西田大阪府議、大阪府教育長代理の鶴田課長、吹田市長代理の服部理事、世界連邦運動協会の中野会長代行、野添大阪万博記念公園事務所長からご祝辞を頂き、さらに吉川前国連特命全権大使、岡原宇和島市長、三浦大阪府議、杉江大阪府議からお送り頂いたお祝いメッセージをご披露致しました。

今年は吹田こども大使や、子ども教育会の子供さんとお母さん達や、ご夫妻での参加が多く、厳粛な中にもアットホームな式典となりました。参加者全員で平和を祈って平和の鐘を鐘打し、素晴らしい鐘の音が公園に響き渡りました。公園ではピクニックの親子が鐘の音に耳を傾け、子供たちは楽しそうに走り回っています。まさしく「平和」とはこれではないでしょうかと思いました。

大阪万博記念公園のこの鐘は、67年前に、中川千代治が国連に贈呈した「平和の鐘」と同じコインやメダルの入った姉妹鐘です。1970年の大阪万博では「国連平和の鐘」を里帰りさせて、世界中の人々に撞いて頂きましたが、千代治はその間も、国連を空にしないために「留守番鐘」を造り国連に送りました。万博終了後二つの鐘は交換され、「留守番鐘」は大阪万博記念公園に贈呈されました。50年経つ今も、ニューヨーク「国連平和の鐘」と大阪万博記念公園の「平和の鐘」はそれぞれの場所で、共に世界平和を訴えて続けています。